Mama's eye blog

赤ちゃんを見守るママの目で書いてます。子育て、お出かけ情報、家庭菜園、オススメの本など。

騎士団長殺し

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久しぶりにちゃんとした本を読みました。

小さい子どもがいると読書の時間を捻出するのも一苦労です。

 

村上春樹の「騎士団長殺し」は素直に面白かったです。

なんだか最後に読んだ村上春樹作品「1Q84」はなかなかぶっ飛んだ世界観で私にはイマイチでした。前半面白かったんですが、尻切れとんぼというか、まだ続きがあるんじゃないかと疑ったような終わり方でした。(この作品が好きな方には申し訳ない…)

 

今回の作品はなんだか素直な村上春樹という感じがします。 

これでどんなんかわかったら凄いけど、そういうのがぴったりなんです。

相変わらず、パラレルワールドも展開され、男女の営みの描写もありなんですが、読みやすい村上春樹作品でした。あと、印象的だったのは主人公が画家だったからというのもあるのか、色の表現が多くて私は色をイメージしながら読み進めるのがとても楽しかったです。

 

ちなみに、主人公が36歳の設定だったのですが、知識が…オッサンな気がしてなりません。最終的に現在39歳かと思うのですが、現在36歳の私が読んでみて、たった3歳上の男性がこんな感じ(聞く音楽の種類とか)なんてことがあるだろうかと。

 

まあ、とにもかくにも、安定の村上春樹ワールドでした。

食べ物がなんだか小洒落てたり、買い物して帰ってくると「紙袋」なんですよね。日本で紙袋に食品を入れてくれるところって、スーパーではないですよね?

どこなんだろう???ちょっと高い外国の商品が多いお店のイメージなんですけど。

 

そういう小さいことが気になりつつも、良い作品でした。