妊婦健診の謎 -なぜ葉酸は病院でもらえないのか-
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最近、こんな記事を読みました。
長男妊娠時はベトナムにいた私。
普通に葉酸のサプリを病院で処方されてたんですよね。
"Folic Acid"ってなんだろうと思って調べたら、「葉酸」のことでした。
ちなみに、私は貧血でもなんでもありませんでした。
初めての検診はこちらの外国人向けの病院でした。
doctorはベトナム人でしたが英語ができました。
ここだけの話ですが、ここの通訳サービス(日本語)は下手すぎて役に立ちませんでした。
(2013年当時の話です。)
日系の病院「ロータスクリニック」の看護師さんが通訳についてきてくれるサービスも以前あったので、ホーチミンにいらっしゃる方は一度相談されるといいかもしれません。(http://www.lotus-clinic.com)
葉酸の話に戻ります
葉酸はビタミンBの一種で緑黄色野菜や果物などに含まれる。妊娠初期に不足すると胎児の脳や脊髄(せきずい)の発育に影響し、運動機能や知覚がまひする二分脊椎症などになる恐れがある。
食事からの摂取では十分ではない場合があり、00年の厚生省通知は「葉酸の摂取で全てを防げるわけではない」とした上で、妊娠の1カ月前から妊娠3カ月までバランスの取れた食事に加え、サプリメントで1日0.4ミリグラムの葉酸を取ることを推奨した。しかし、同年以降、発症率は出産1万人当たり5~6人で推移している。年間500~600人が発症している計算になる。
出展:
先天性障害:妊婦の葉酸不足リスク改善せず 学会が声明 - 毎日新聞
二人目妊娠時には「葉酸」について何も言われませんでした。友人は病院で「葉酸のサプリメントを摂るようにしてください」とだけ言われたと言っていました。日本の病院だと「葉酸」については対応がまちまちのようですね。
葉酸を野菜からとろうと思うと意外と大変なようです。妊娠を望んでいる人や妊娠中の人は積極的に自分でサプリメントで摂取することをオススメします。
最近になって、新聞記事などにもなるので、少しずつ知られはじめているようですが、妊娠希望でよほど妊婦向け雑誌など読んでない限り、若い女性は知らないことのように思います。ここまでわかっているなら、病院のほうで積極的にサプリメントをすすめてくれれば、リスク回避できていいと思うんですけどね。
「病院で処方したら保険適用外で高額になるから…」とかいろいろ理由はあるでしょうが、それなら、ついでにサプリメントを病院に置いといて紹介してくれれば、効果的に妊婦さんに知ってもらえていいのになと個人的には思います。
葉酸摂取で回避できると言われている病気
顕在性二分脊椎(開放性)
顕在性二分脊椎で生じる脊髄髄膜瘤(せきずいずいまくりゅう)や脊髄披裂は、脊髄が表皮に覆われずに、直接外表に露出している状態のことです。その様子は人によってさまざまですが、背中側の腰から大きなこぶ(脊髄髄膜瘤)のようなようなものが飛び出ていたり、逆に背中に亀裂(脊髄披裂)のような穴があいているように見えたりします。
出展:二分脊椎とは?どんな原因・症状なの?葉酸で予防できる?遺伝との関連は? | LITALICO(りたりこ)発達ナビ
葉酸不足だけが原因とはなり得ません。遺伝的な要素などが、関わってくることもあるそうです。でも、サプリメントでリスクが下がるなら本当にとったほうがいいとは思いませんか。
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